2024-01-01から1年間の記事一覧

アンソロも…意外と悪くない…な(ぼざろアンソロ④)

10月25日、ぼっち・ざ・ろっく第七巻とスピンオフの廣井きくりの深酒日記第三巻、さらに公式アンソロジー第四巻が同時発売された。アンソロはどうでもいいかなーと思ってたけど千種みのり先生(表紙)の前髪ががっつり目にかかった後藤ひとりと幾花にいろ先…

ヒーローの死と墓の話(デッドプール&ウルヴァリン)

ロバート・ダウニー・JrがMCUに復帰するらしい。MCUの迷走っぷりにはもう慣れたので特に思うことはない。オッペンハイマーでのアカデミー賞演技力を見てロバート・ダウニー・Jrの本当すごさを知ったので、トニー・スターク以外の演技をするRDJをMCUで見れる…

ディストピアSFの居心地悪さ(ソイレント・グリーン)

『ソイレント・グリーン』がリバイバル上映されていたので見た。『ソイレント・グリーン』は今回のリバイバル上映で初めて見たけれど、とても好きな作品になった。ソリッドでハードボイルド、無情な世界観と画面。それでいて若干間抜けながらその裏返しに愛…

箱男とキックボード女

ボクの住む街でも緑色の電動キックボードを見かけるようになった。 何かと嫌われがちなこのキックボードだけども、ボクはそんなに嫌いではない。どちらかというと好きだ。乗ったことはないけれど。なんでかというと、実際のところどれくらい危険性や事故率が…

舞台挨拶の話(ほかげ・きみの色・箱男)

塚本晋也監督の『ほかげ』という映画に、幼い少年がぶん投げられて窓ガラスをぶち割り外に転がり落ちるという衝撃的なシーンがある(一応言っておくと、大事にはならない)。この映画をボクは少年役の塚尾桜雅さんと監督が登壇した舞台挨拶付きの上映で観た…

対空マッドマックス

『マッドマックス:フュリオサ』公開に合わせてシリーズを全作品見た。 どの作品も同じ「世界観」を描こうとしながら、まったく別の作品になっているのでどれが一番好きとは言いづらい。 けれど、『マッドマックス/サンダードーム』が一番ということはない。…

エースコンバット7発売から5周年らしい

エースコンバット7発売から5周年らしい。ついでにNintendo Switchに移植されるらしい。ボクはSwitch持ってないから関係ないけれど、任天堂ハードに出るのはまだエースコンバットを触ったことのない人がプレイできるようになっていいことだ。ボクも初めてプ…

死にたい若者たち:ラスト・オブ・アス パート2、首

ラスト・オブ・アス パート2は復讐の物語である。ゆえに当然許しの物語でもある。あらすじ:前作で一緒に旅をし現在は父親的な存在となっていたジョエルを殺されたエリーは、犯人であるアビーたちに復讐するために再び旅に出る。エリーはアビーを追い詰める…

『三体』Netflix版ドラマ予告編の話。

youtu.b『三体』Netflix版ドラマの予告編が公開された。舞台がイギリスに移され、登場人物も多くが西洋人に置き換えられている。中国から始まる話である、というのが『三体』シリーズの魅力かなりの部分を占めるというのは間違いないが、実のところ『三体』…

エクスペンダブルズ ニューブラッド感想:本当の消耗品は誰なのか

2024年最初の映画は『エクスペンダブルズ ニューブラッド』となった。見に行った理由は宇多丸が評論するらしいから。どうも世評があまりよくないようで、宇多丸のダメ出し回は見てから聞いたほうがおもしろいだろうということで見に行った。 エクスペンダブ…