エースコンバット7発売から5周年らしい

エースコンバット7発売から5周年らしい。ついでにNintendo Switchに移植されるらしい。ボクはSwitch持ってないから関係ないけれど、任天堂ハードに出るのはまだエースコンバットを触ったことのない人がプレイできるようになっていいことだ。ボクも初めてプ…

死にたい若者たち:ラスト・オブ・アス パート2、首

ラスト・オブ・アス パート2は復讐の物語である。ゆえに当然許しの物語でもある。あらすじ:前作で一緒に旅をし現在は父親的な存在となっていたジョエルを殺されたエリーは、犯人であるアビーたちに復讐するために再び旅に出る。エリーはアビーを追い詰める…

『三体』Netflix版ドラマ予告編の話。

youtu.b『三体』Netflix版ドラマの予告編が公開された。舞台がイギリスに移され、登場人物も多くが西洋人に置き換えられている。中国から始まる話である、というのが『三体』シリーズの魅力かなりの部分を占めるというのは間違いないが、実のところ『三体』…

エクスペンダブルズ ニューブラッド感想:本当の消耗品は誰なのか

2024年最初の映画は『エクスペンダブルズ ニューブラッド』となった。見に行った理由は宇多丸が評論するらしいから。どうも世評があまりよくないようで、宇多丸のダメ出し回は見てから聞いたほうがおもしろいだろうということで見に行った。 エクスペンダブ…

腕時計の話。バービー、仁義なき戦い、アウトレイジ

最近映画を見ていると、腕時計が気になる。といっても別にどんな種類の腕時計をしているかとかではなく、どういうふうに登場しているのかという程度だけれど。 例えば映画『バービー』にも腕時計が登場する。 バービーとケンはバービーランドから現実世界に…

最近見た映画『バービー』:実は核兵器出てるよね。

映画『バービー』は『オッペンハイマー』と合わさって日本では炎上騒ぎになったわけだけれど、「映画『バービー』そのものは、原爆とは一切関係がない」という見方が多いと思う*1。バービーと原爆には関係があるという話もあるけど*2。でも、実は『バービー…

最近読んだ漫画『親父の愛人と暮らす俺③』『パパのセクシードール①』:父親が出てくると漫画が終わる?

『親父の愛人と暮らす俺③』玉置勉強 『パパのセクシードール①』梶川岳 なぜか父親の愛人漫画を2つも読んだので、感想。 すみません、『親父の愛人と暮らす俺』は最終巻の3巻しか読んでないです。古本屋に3巻しか置いてなかったからです。 不登校の男子高校…

最近読んだ本『闘争領域の拡大』:そりゃあ人生楽しくないよ。

最近読んだ本『闘争領域の拡大』/ミシェル・ウエルベック 資本主義社会の歪みが産んだ、現代モンスターといっても過言ではないわね。 夕月/毒舌見習い幼馴染メイドの純愛ご奉仕 読めと言われたので読んだ。ウェルベック初体験。どんな鬱小説なのかとワクワ…

最近見た映画『世界侵略: ロサンゼルス決戦』『コズミック・シン』感想:普通に頑張るのがいいじゃん。

戦争映画が見たくて、というか銃撃音が聞きたくて、ネットフリックスにある『世界侵略: ロサンゼルス決戦』を見た。この映画、ぼくの中では『バトルシップ』と並んでオールタイムベスト級に好きな映画だと思ってたんだけど、ちゃんと見た記憶がなかった。見…

イベント「ぼっち・ざ・ろっく!です。」のレポートというか感想というか日記

以下の文章は2023年4月23日ヒューリスティック東京で行われたアニメぼっち・ざ・ろっく!スペシャルイベント「ぼっち・ざ・ろっく!です。」の感想日記である。帰ったらすぐ書こうと思っていたが、今日という日をまた無駄にしていたら一週間近く経ってしまっ…

『ノック 終末の訪問者』:恐怖は幻想?

もう何週間も前に見たので細部を忘れているが、YouTubeの映画評論チャンネル「BLACKHOLE」で取り上げられていたので、気になることを一つ書いておく(まあ色々気になる映画だったが)。 『ノック』の主人公はゲイのカップル(アンドリューとエリック)である…

『スパイダーマン:スパイダーバース』感想:ヒーローとは自己犠牲である、の先

『スパイダーマン:スパイダーバース』を見た。新入生歓迎会で。三人も来てくれて喜ばしいかぎりである(志が低すぎないか?)。 フィスク=キングピンがどんな悪事をしてるのかよくわからないせいで若干ぼやけてる感があるが、ヒーローとはいかなるものか描…

映画『レボリューション+1』感想:男が男を使うと、銃撃になるのか。

あらすじは書かないよ。 当然のことだが、銃撃にこだわった映画だった。 では、銃撃とはなにか。 もちろん射精のことである。 棒の先からなにかが射出されるのだ。射精以外の何物でもない。 男はやり場のない意思・欲望があるときに、射精をするのだ。 川上…

映画『ワース命の値段』感想。前進ではなく立ち止まる勇気、リスペクト

あらすじはかかないよ。 youtu.be この映画の見どころはなんといっても役者の演技だろう。それも被害者のそれではなく、弁護士たちのそれだ。被害者の話を聞いた弁護士達は、まさに「言葉が思いつかない」という表情をする。それはお悔やみを申し上げる〈ア…

『NOPE』感想:継承と自立の物語

NOPEとは何についての映画だったのか。見る、見られる、そして見られないの関係の映画。映画についての映画、映画の歴史、映画を撮ることについての映画、というのはごもっとも。SF映画であり、UFO映画であり、怪獣映画でもある。けれど僕がこの映画に感動し…

『踊り場にスカートが鳴る』と第三の女百合

僕がうたたね游と初めて出会ったのは、いつだかジョジョリオンを読みたくて買ったウルトラジャンプの読み切り『友達の友達は友達じゃない』であった。これがすごく印象に残っていて、もう一度読みたくて単行本の「ユリトラジャンプ」を買ってしまった。ウル…